ネパール、教育を支える

ネパール、インドラサロワール農村自治体のいま

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毎日2,000人が海外に流出するネパール。インドラサロワールも例外ではありません。教育レベルが極めて低く、高校を卒業しても職がない。お金に余裕がある家は、子どもを都会の学校に行かせるか、町に引っ越してしまう。過疎化のために学校が統廃合される。
このような悪循環は、断ち切らなくてはなりません。

地球の木とSAGUNは、2007~2021年ロシ地域でおこなった「幸せ分ち合いムーブメント」のなかで創った開発のモデルにならい 今回は、はじめの一歩から地方政府とともに、地域の教育の質を上げ、行動する若者を育てます。
「より幸せな社会を創る」ことを目指して。

「人を育てる、地域が育つ」
めざすは“質の高い教育”! 学んだことを行動に移す若者を育てる

地域の教育に関わる地域の人々や保護者、若者たちも巻き込んで、「質の高い教育」にフォーカスした地域活性化を進めています。
「よい人間関係のないところでよい仕事はできない」をキーワードに 地球の木は、コミュニケーションやモニタリングで、現地の人々とよりよい関係を創りながら、精神面、財政面の支援をし、プログラムの進捗状況を会報誌やホームぺージ、メールマガジン、報告会などで共有し、ネパールについて学ぶ場を提供します。

高校生のための記事作成トレーニング

インドラサロワールには少数民族や低カースト、貧困などにより弱い立場に置かれた人々が住んでいます。自分たちの意見を文章で表すことができるように、文章の書き方を学ぶ「記事作成トレーニング」は人気のプログラムです。トレーニング参加者の優秀作品は、地域情報誌「ロシラハール」に掲載されます。

教師のための子どもの心理カウンセリングトレーニンング

高校を卒業しても職が見つからないなどの理由で将来に対する不安を抱く子どもたちがいます。「カウンセリング・トレーニング」で、子どもたちの心の問題、それが社会に及ぼす影響などを学んだ教師は、「習ったことを実践し、もっと勉強したい」と意欲的です。

その他のトレーニング

SAGUNは、社会の不公正について考え、行動につながるような対話的教育を目指し、先生や保護者へのトレーニングを行っています。また、行政が取り組んでいる「子どもに優しい地域づくり」(必要な予防接種をする、児童婚や児童労働、暴力、虐待を減らすための行動計画の作成と実施、基礎教育の徹底など41の指標がある)の推進や普及に貢献しています。

現地パートナー

SAGUN

1991年に設立されたネパールのNGOで、そのメンバーは、さまざまな分野の専門家や社会活動家で構成されています。社会全体との調和を計り、協力関係を構築することによって、貧困・人権侵害・差別・環境破壊などの問題を解決する取り組みが特徴です。


カマル・フヤル(Kamal Phuyal)さん

SAGUNの理事であるカマルさんは、ネパール各地でNGOや国際機関、政府機関の仕事をしている参加型開発ファシリテーターです。「開発とは幸せを分かち合うこと」をモットーとし、持続可能な開発のためには、そこに住む人々の参加が必須で、最終的には彼らが主導権を持つことが必要であると考えます。PRA(主体的参加型農村調査法)などの参加型手法を学び、1990年以来、ネパールの農村で実践してきました。現在ではネパールだけでなく、国際的に最も優れた農村開発ワーカーのひとりとして日本や外国でも活躍中です。


マハンタ・バブ・マハルジャン(Mahanta Babu Maharjan)さん

SAGUNの事務局長兼プログラム・コーディネーター。以前カマルさんと一緒にアクション・エイドで参加型プログラムを実施していたことがあります。CMCネパールという精神障害者への理解を深めるための活動にも関わっていたので、抑圧された気持ちが集団で現れる現象などに詳しく、男女差別や家庭内暴力からくる問題に関心が深い人です。